イヤイヤ期とは?赤ちゃんの成長と発達|保育士がやさしく解説!

イヤイヤ期

はじめに

👩‍🦰さとみさん
「最近、娘がなんでも“イヤ!”って言ってきて…お風呂もごはんも、もうクタクタです…」

よこなみ<br>
よこなみ

それは“イヤイヤ期”が始まったサインですね。大丈夫、成長の証なんですよ

👩‍🦰さとみさん
「成長なんですね…。でも、こんなに毎日グズグズされると、イライラしちゃうこともあって…」

よこなみ<br>
よこなみ

わかります。今日は“イヤイヤ期って何か?”から、やさしく整理していきましょうね


1. イヤイヤ期っていつから始まるの?

一般的にイヤイヤ期は、1歳半ごろから始まり、3歳前後まで続くと言われています。
「魔の2歳児」と呼ばれることもありますね。

この時期の子どもは、「自分でやりたい!」「自分で決めたい!」という気持ちがぐんと強くなります。

その気持ちがうまく言葉で表現できず、「イヤ!」「ダメ!」という形で現れるのが特徴です。


2. イヤイヤ期は“困った”ではなく“成長の証”

イヤイヤ期は、ただの反抗やわがままではありません。
それは、子どもが「自分」という存在に気づき、世界との距離感を学び始めた証拠です。

この時期に育つのは:

  • 自己主張(自分の意見を持つ力)
  • 感情の表現とコントロール
  • 他人と自分の違いを認識する力

大人にとっては戸惑う行動でも、子どもにとっては“心の練習”の一つなのです。


3. イヤイヤ期の子どもが感じていること

この時期の子どもは、こんな風に感じています:

  • 「自分でやりたい!でもうまくできない…」
  • 「ママの言うことはわかるけど、気持ちがおさまらない…」
  • 「今はイヤなの!」(理由は説明できない)

つまり、感情があふれても整理できない状態なのです。

親としてはつい「なぜそんなことで怒るの?」と思ってしまいますが、それは大人の視点
子どもはその中で、毎日全力で“自分の心”と格闘しているのです。


4. 保育士から見たイヤイヤ期の大切な役割

保育の現場では、イヤイヤ期の子どもたちが「じぶんの気持ち」をぶつけてくるのを、安心して自己表現ができているサインとして見ています。

この時期に大人が大切にしたいのは:

  • 「イヤ!」という気持ちを受け止めてあげること
  • 否定するのではなく、「気持ちはOK、行動はストップ」のバランス
  • 子どもが“聞いてもらえた”と感じられる関わり方

完璧な対応は必要ありません。
大人が気持ちを受け止めようとする姿勢こそが、子どもの安心感につながります。


まとめ|イヤイヤ期は「心の成長」を応援するチャンス

👩‍🦰さとみさん
「なるほど…“困った”と思ってたけど、うちの子も頑張ってるんですね」

よこなみ<br>
よこなみ

そうです。イヤイヤ期は、“心の根っこ”がぐんぐん伸びている時期。親子で一緒に育っていく時期でもありますよ

👩‍🦰さとみさん
「少しずつ向き合ってみようと思います…!」

よこなみ<br>
よこなみ

その気持ちが何より大切です☺ 次回は、具体的な対応法について一緒に見ていきましょうね


📌 次回へつづく
👉【第2回】「イヤイヤ期の子どもへの対応法」はこちら(※後日リンク)

📚 まとめページはこちら(※後日リンク)
👉【イヤイヤ期連載まとめページ】